【新規事業責任者】 金融×IT×クルマのプロフェッショナルがモビリティ業界の変革に挑む
PROFILE
- 高山 匡行
- プレミアモビリティサービス株式会社
- 執行役員
- カープレミア事業本部長
新卒で大手信販会社の法人営業を経験したのち、楽天に入社。
営業・営業企画を経て、今日の楽天経済圏の礎となる、データ資産を活用した様々なプロダクトやサービス開発の責任者を歴任。
2023年 プレミアグループにジョインし、カープレミアの事業開発責任者へ就任。
趣味はゴルフ、愛犬のお世話、映画鑑賞。
ファーストキャリアは金融業界の法人営業
就職活動の際は広告代理店を志望していました。しかし当時は典型的にダメなタイプの学生で準備を全くしておらずあえなく不合格…。今思っても当たり前の結果だったと思います(笑)最終的に内定をいただいた企業の中から、規模のある会社の中で組織がどう動くのかを学びたいと考え、大手信販会社に入社を決めました。
4年間法人営業を担当し、次のステップを考えたとき、依然として広告代理店への憧れはあったのですが、残念なことに中途入社の枠がなく断念。一方で当時はインターネット広告の黎明期で、今後メインを占めていく分野だということで、その経験を積んで代理店を目指す方向に舵を切り、ポータルメディア事業の募集をしていた楽天に飛び込むことを決めました。
日本を代表する企業から心機一転
楽天では対広告代理店の営業・営業企画から始まり、その後、楽天市場の購買データを活用したソリューション開発を担当しました。2017年にはそれらのソリューションをビジネス化すべく、電通とのジョイントベンチャーである「楽天データマーケティング株式会社」の設立に携わり、並行してマーケティングプラットフォームの開発・楽天市場・楽天トラベル等のプロダクト開発を担当していました。そして2019年から、当社の事業ともつながりのある「楽天Car」の立ち上げと、事業の開発・企画の責任者を行っていました。
営業時代からただ売るだけでは満足できず、何か付加価値を付けられないか、仕組み化できないか勝手にずっと考えているタイプでしたね。もともとデータは好きで、自分たちにある資産は何なのか、それをどう使えば武器になるのか、ひたすらに考える日々でした。
約17年様々な事業に携わり、会社経営や未来を描けるような新しいビジネスに興味が出てきたタイミングだったのですが、それらをやるには楽天はもう大きくなりすぎていたんです。楽天にこだわらなくてもいいのかもと思った矢先に偶然プレミアグループから連絡をもらい、to Cへ事業転換を図ろうとしていることや、会社への想い、目指すビジョンなどの話を聞いて、ここなら新しいチャレンジができそうだと感じて、入社を決意しました。
カープレミアの価値を最大化させる
カープレミアの価値は“加盟店とお客様との間にどう介在するか”という点にあると考えています。これまで加盟店向けのサービスが中心でしたが、これからはユーザーにどうタッチできるかが問われます。先日リリースした「カープレミアあんしんショップ」は、当社が安心・安全な自動車販売店・整備工場であることを認定し、納車後に何か不具合が発生した際には補償をするという制度です。昨年から続いている自動車業界に関する騒動により、不信感や不安が拡大している中で、ユーザーにとっては自動車購入における取引の透明性を確保でき、加盟店からも「第三者からのお墨付きを以て安心を提供できる」と好評をいただいています。
あんしんショップの仕組み自体、これまでにない斬新なサービスですが、さらに「カープレミア=安心」というイメージを醸成し、印籠のような役割を果たしていく必要があります。そしてそのために最も重要なのは「ユーザー保護の観点を持ち続けること」だと考えています。業界全体のクリーン化を目指し、ユーザーの不安を払拭し、安心してカーライフを送るためのサービスを拡大すること。それがカープレミアの信頼に繋がり、結果的に加盟店にとっての価値になると思っています。
唯一無二のモビリティ企業を目指す上で、カープレミア事業は大きな軸となります。カーライフ全域まで目線を広げれば、まだまだ新しいサービスはあるので、さらに武器を増やしていきたいですね。これからのカープレミアにぜひ期待してください。
▼「カープレミアあんしんショップ」の記者会見にて
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