文化

【同期リーダー対談】採用と教育で組織の成長を加速させる(前編)

2015年に新卒で同期入社。社会人1年目に偶然にも同じ部署に配属され、
その後はジョブローテーションを繰り返しながら着実にキャリアを積み上げ、
2023年から今度は採用部門と育成部門のリーダーとして同じ人事部門で働くことになりました。

新卒の頃は同じマンションに住み、お互いのことは「たっちー」「しょーへい」と呼び合う仲で、
なんとお子さん同士も同級生という縁の深いお二人。

今回は入社当時の思い出話を交えながら、会社が必要としている人財や選考で大切にしていること、
近年の就職・転職活動について思うことなどを本音で語っていただきました。

*本対談はお二人の空気感が伝わるよう、呼び名も普段通りのあだ名で記載させていただきます。

MEMBER

    • 太刀 久善
    • 人財採用グループ
    • グループリーダー
    • 理系の大学を卒業後、中国の大学へ入学し4年間を過ごす。
      26歳で新卒入社し、ファイナンス事業の営業に約5年従事した後、採用部門へ異動。
      2022年に第一子が生まれ、パパとして子育てにも奮闘中。
    • 早川 将平
    • 人財開発グループ
    • グループリーダー
    • 学生時代はバンド活動に熱中。
      入社後はファイナンス事業の営業に約3年従事した後、営業企画・採用・組織開発経て人財開発グループへ。
      同じく2022年に第一子が誕生し、愛犬と愛娘と遊ぶ時間が何よりの癒し。

不安な新卒1年目を支え合い、共に乗り越えた同志

早川:新卒配属が同じ名古屋支店だったけど、まさかマンションまで一緒にするとは思わなかったよね(笑)でも社会人1年目で不安もある中で、同期がすぐ近くにいるのはめちゃくちゃ心強かったのを覚えてる!

太刀:本当だよね(笑)。当初は仕事らしい仕事は何もできないからって、二人で誰よりも早く出社して支店を掃除したり、営業ロープレしたりしてたの覚えてる?

早川:もちろん!とにかく必死だったよね。あの時の必死な想いがあるから今があると思う。
あれから9年。二人ともジョブローテーションを経験して、今度は本社で一緒に働くことになるとはね!

太刀:もう腐れ縁だよね(笑)別々の部署にいたときも、しょーへいはじめ同期の頑張りが刺激になったのは確かだし、お互いリーダー職としてまた一緒に仕事ができるのは感慨深いね。

無意味な人事異動なんてない

早川:配属から10か月くらい経って、ようやく環境に慣れてきて、少しずつ仕事が楽しめるようになってきたタイミングで、たっちーの横浜の支店への異動が決まったんだよね。当時の心境はどうだった?

太刀:まさか1年以内に異動するとは思ってなかったからびっくりだった。普段から冗談ばかりいう上司から「異動や」って言われて、最初はいつもの冗談だと思ったくらい(笑)
当時の名古屋支店は成績も好調で、社内コンテストで絶対優勝するぞ!っていう勢いもあったから正直、このメンバーでもっとやりたいっていう気持ちもあった。

早川:実際、名古屋支店はその年に優勝して、そのあと3連覇までしたしね!

太刀:そうそう!自分は異動した後だったから、あの時は悔しかったなぁ。
でも異動を聞いたときは、“会社が自分に何か期待をしているはず”っていう受け止め方をしたかな。異動先は成績が伸び悩んでいる支店だったけど、立て直しができるチャンスだ!っていう気概を持っていったのを覚えてるな。

早川:すごい!気持ちの切り替えが早かったんだね。
入社1年目の新人が首都圏へ異動するっていうのは、それだけ活躍が認められたからに違いないと思ってたから、俺はたっちーの異動を聞いて、どこか羨ましいと思う感情があったかも。嫉妬に近いのかもね。「負けてたまるか!」って気持ちにはなった。

ジョブローテーションは新しい環境に適応したり、新しいミッションを遂行したり、負荷がかかることではあるけど、全てはその先の成長のため。今振り返ると異動して得た経験は全部自分の財産になっているし、それが会社や組織の成長に繋がっているって実感するよね。

“配属ガチャ”について思うこと

早川:ジョブローテーションに関しては面接でもよく質問をもらうよね。

太刀:そうだね、求職者や就活生から特に多いのが「配属や異動の希望は通りますか?」という質問だけど、これに関しては「希望制度はありません」とハッキリ伝えるようにしてる。
というのも、ここ数年言われている“配属ガチャ”っていうワードには違和感を覚えるんだよね。

自分のキャリアを主体的に考えることは素晴らしいことだけど、前提として、人事異動は一人一人の希望を叶えるためのものではなくて、会社がミッション・ビジョンを実現するための戦略の一つだと考えてる。
ここ数年、「仕事内容や勤務地の希望が叶うか叶わないか」を優先して会社選びをしている方が増えていて、それは少しもったいないんじゃないかなと感じる。

自分も思いもよらない異動を経験したけど、そこで得た新たな視点や知識が間違いなくキャリアの幅を広げてくれた。逆に言えば似たような範囲だけをやっていると、自らキャリアの幅を狭めてしまう可能性もあると思う。

早川:なるほど。希望の仕事に就けるかどうか、短いスパンではなく長期的に考えるといいかもね。
部活と似ていて、球拾いを一生懸命しない人はレギュラーにはなれない。面接でも企画職や人事を希望する学生に出会うけど、例えば営業経験のない人が営業に適した人を採用できるか?商品を企画ができるか?って目線でいうと、やっぱり現場を知ることは大事だよね。

太刀:まずは与えられたミッションを理解し、役割を全うする中でやりがいを見出して努力を継続できる人の元に、次のチャンスが巡ってくると思う。
今は職種別採用含め色んな考え方があるし、どれが正解というわけではないけど、当社としての採用や配属に対するスタンスをしっかり伝えて、納得いただいた上で入社を決めてほしいね。

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後編では「面接で見ているポイント」や「研修制度」についてリーダー目線でお話しいただきました。
続きはこちらからご覧ください。

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